Share to Facebook Share to Twitter More...
赤ちゃん気持ちいい研究室

赤ちゃん安心ヒミツ
スキンシップ」にありました

臨床発達心理士/桜美林大学教授 
山口 創先生

子宮の中にいたころの肌感覚が安心感を与えます

五感の中でも、触覚はいちばん最初に発達する感覚です。その感覚はママのおなかの中にいるときから、すでにあるといわれています。胎児の体を包む羊水は体温に近く、いわば温水プールのようなもの。胎児のころは、身体が漂うようなゆったりした感覚に満たされていたでしょう。ところが一転して、誕生後は空気にさらされ、赤ちゃんの肌はとても敏感な状態になっています。その不安をやわらげてくれるのが、子宮の中にいたころの肌感覚です。
赤ちゃんが抱っこで安心するのは、やわらかくて温かな肌刺激を全身で感じることができるからでしょう。

羊水のプールの中にいる胎児は、心地よい肌感覚に満たされているのでしょう。

スキンシップで、ストレスに強い子に

信頼しているママやパパに触れられると、赤ちゃんは安心し、脳の視床下部では「愛情ホルモン」とも呼ばれるオキシトシンが分泌されます。オキシトシンには愛情を深めたり、成長を促したりする働きがあります。さらに、ストレス反応を弱くする作用も!
このオキシトシンを作る細胞は、生後1歳くらいまでをピークに形成されます。つまり、赤ちゃんのうちにたくさんスキンシップをすることで、オキシトシンを分泌しやすい子どもに育てることができるのです。ストレスに負けない強い心身を育むためにも、親子スキンシップを楽しみましょう。

オキシトシンは、1秒間に5㎝くらいの速度で優しくなでると分泌しやすいという研究報告があります。子守歌や童謡などのリズムに合わせて、なでてあげるのも効果的。

「ちょい抱き」でも愛情ホルモンの分泌はアップ

オキシトシンは、触れたらすぐに分泌されるというものではありません。スキンシップを開始してから約10分後に分泌するというデータもあります。また、繰り返し分泌されることで効果が長続きすることもわかっています。ですから、日常的にスキンシップを楽しむことが大切です。
忙しくて時間のゆとりがないときでも、10分間の「ちょい抱き」なら実践しやすいかもしれませんね。1時間に10分間でもよいので、胸元でしっかり抱っこして、濃密なスキンシップの時間をもちましょう。

子宮の中にいたころの感覚に近づけるために、胸元で優しく包み込むように抱っこして。

「背中トントン」が寝かしつけに効くワケ

赤ちゃんを寝かしつけるときに、背中を優しくトントンとたたいてあげる人も多いと思います。実はあの動作には科学的な裏付けがあったのです。
肌を優しく刺激されることによって、赤ちゃんの脳内では、神経伝達物質「セロトニン」の分泌が促されます。このセロトニンには、不安や緊張をやわらげる働きがあるので、赤ちゃんはすやすや寝つくというわけです。セロトニンは、同じリズムで繰り返しタッピングすることで、分泌しやすくなります。まさに、背中トントンは、心地よいねんねのためのスキンシップなんですね。

セロトニンは、1秒間に1回くらいのリズムで肌を軽くタッチすると分泌されやすいという研究結果も。

山口 創

山口 創
やまぐち はじめ臨床発達心理士 | 桜美林大学教授

早稲田大学大学院人間科学研究科博士課程修了。専攻は健康心理学・身体心理学。スキンシップケアの効果やオキシトシンについて研究している。主な著作に『手の治癒力』、『子供の「脳」は肌にある』、『幸せになる脳はだっこで育つ。』など多数。

赤ちゃんの気持ちいいで選ぼう メリーズ ブランドサイトはこちら

  • facebook
  • Twitter

赤ちゃん気持ちいい研究室TOPへ

Share to Facebook Share to Twitter More...